雨の日のくじらコーヒー

好きなことをぽつりぽつり。

高速バスで大渋滞



ゴールデンウィークに一人旅に出かけてきた。

安くあげようと新幹線ではなく、高速バスを利用しての旅行だった。おかげさまで当たり前の大渋滞に巻き込まれるハメに陥った。


9時前にバスが出発してすぐ、乗務員さんが「今日はゴールデンウィークで大渋滞なのでいつ到着できるかわかりません。朝の6時過ぎでかなりの渋滞だったんで、今頃はもっとすごいでしょう。普通なら12時には着きますが、まあ今日はありえないです。ちなみに私の経験だと16時になったこともあります。途中の休憩のSAも普通なら1時間くらいですが、今日はいつ着けるかわかりません。」

と、アナウンスをし始めた。

後ろのオバサマが「エッ!」と声をあげていたが、連れのオバサマは「お腹すくなあ」と呑気に言っていた。私はというと、そのアナウンスがなんだか面白くてにやにやしてしまった。

途中休憩のSAでも「今日はバスがいっぱいいます。少し前に出た〇〇行きのバスもいます。間違えないように気をつけてくださいね。△▲交通の◎✕行きです。△▲交通です。◎✕行きですよ。」と念押し。

出発の時も「今の時点で二時間半遅れです。これから巻いていきたいと思いますがおそらく無理です。あと3時間くらいで着けるかとは思いますが、交通事情次第です。」


その後、やっと到着した時は「皆様たいへんお疲れ様でした。本日は交通事情により遅れが生じ、お急ぎのところご迷惑をおかけました。えー、だいたい2時間くらいの遅れになりました。」


文章にすると大して面白くないのだが、その場その場では、なんだかとても面白かった。

それは乗務員さんの語り口がやたらと軽妙で(GWやし、しゃあないねん)といったユルい投げやり感があったせいだと思う。乗務員さんの人柄がかなり出ていたと思う。

聞いてるこちらも(まあ、しゃあないな。)とふんわり思う語り口だった。

乗務員さんの語り口のせいか、誰1人文句を言ったり苛立つ人はおらず、むしろ降車時には長時間ずっと運転してくれた運転手さんに感謝の声掛けをする人たちが多かった。


日々、話し方次第で同じ内容も伝わり方が違うと思ってはいるけれど、今回ほど語り口の偉大さを感じたことは無かった。


大渋滞でも気分よく過ごせたせいか、さほど疲れもなく元気に旅行を始められた。


でも次のGWはさすがに高速バスはやめておこうとは思ってます。